24歳のクリエイティブ大家さん始めました
大層なタイトルを付けてしまった...
この度、大家さん始めました。物件のサイトも作りました。
「ふすま」と「トイレの床」を好きな柄に出来る、下町のカスタマイズ賃貸です。
やるぞ!って決めてからマッハでセルフリノベーションして、撮影・デザイン・コーディング。色々と粗が...恥ず〜!
※お仕事でのCMS構築はもっぱらWordpressなんだけど、Tumblrテーマ作れるようになっときたいと思ったので挑戦しました。
スゴイ大家さんに会って大家さんやりたくなった
サイトにも書いたのですが、こんな想いで始めました。
住まいは生活の基盤。暮らしを楽しむ場所。
賃貸住宅だって、住む人それぞれに合わせた、幸せを感じられるお気に入りの場所になれるはず。
自分が住む部屋を好きになれば、暮らしも街も、好きになる。
そんな人が集まれば、住宅も街ももっと素敵になる。
そう思って、無料のカスタマイズ賃貸を始めました。
自分に合った部屋づくりって興味はあるけど難しそう…そんな人も手軽に挑戦できるよう、カスタマイズできる部分を定め、サポートをしています。
暮らしを楽しむためにひと手間かけてみたい、住む街のことをもっと知りたい。そんな人が来てくださる事を願っています。
こう考えられたキッカケは、カスタマイズ賃貸の先駆者であるスーパー大家さん青木純さんとお話しした時のこと。
去年に箱庭で、青木さんが経営している都電テーブルにお邪魔して取材をしました。
お店のことはもちろんなんだけど、青木さんがしていること、マンションの住人、街への想いを伺ううちに、大家さんってクリエイティブ職じゃないかと思い始めました。
街を構成する住人を"採用"し、住む場所をデザインし、言葉で物件の魅力を発信し、向上のために考え、トライし、管理し、マネジメントする。管理会社に任せきりにしなければ、やれることなんていっぱいある。
うちは代々大家さんやってるんだけど、青木さんの言葉を借りれば「言いなり大家」になっていました。原状回復がモットー、家賃も手間賃も値下げ...それが当たり前だと思ってたし、私自身はあまり興味も無かった。
けどプレゼン上手で兄貴肌の青木さんパワーもあってか、面白いと思えた。デザイナーとして地道にやってたことも活かせるかも。私の好きな街に貢献できるかもと思えました。
そして取材終わりに早速、青木さんの本買って熟読w
「言いなり大家」とは言っても、亡くなったおじいちゃんが始めたマンションをおばあちゃんが一生懸命ケアして続いてきた物件です。
築40年くらいなので古いっちゃ古いんだけど、ちょいちょいメンテしてる。住民さんとも長いおつきあい。
年を重ねたおばあちゃんの代わりに繋げていけたらと思います。
街が好き
正直、オシャレタウン生まれいいな〜って思うこともあります。
けど私はこの街と、この街がある東東京がだいすき。いわゆる下町の風景、力強い地元の職人さんたち、ゆっくり走る都電。寄席も行きやすいし。
最近は若い人がお店を出してきています。天然酵母と雑貨のお店「kiki」さん、焼き菓子が揃う「necoya BAKESTAND」さん、ナチュラルフードとスイーツが食べられるほっこりカフェ「こひきや」さん。他にもたくさんあります。住むにも商売するにもココが良いと思って選んだの、そう聞くたびに嬉しくなります。
そして私もその街づくりにひと役買いたいなと思いました。
▼必死こいて一人で貼ったふすま。(ご入居の際は職人さんが一括でシュパッと貼ります)
既にあるものを、いま生活している人たちが楽しく感じられるためにトライしたい。その環境があることも活かしたい。色んなポジティブな気持ち集結して一歩踏み出しました。
見る人から見れば大げさなことじゃないかもしれないけど、デザイナーとしてしか生きてこなかった私からすれば大大大チャレンジです!不安とドキドキと不安!
お部屋をカスタマイズするだけじゃない制度も考え中。がんばります。
24歳の大家さんって頼りなさそうにも聞こえるけど、色んな人にサポートしてもらってます。
大家さんやるけどデザイナーもライターも写真も引き続きやっていきますよ〜